建築家にこそ読んでほしい!日本で活躍中の熱すぎる建築家2人に迫る!
こんにちは。
2020年オリンピックが近づいてきて、
技術的な側面だけではなく、世界というグローバルな視点も含め、
世界的にも多くの動きがあったりします。
日本の若手の建築家もどんどん、世の中に活躍の場を広げています。
そんな中で、今回、わたくしからみても、
やはり今現在、日本の建築界を引っ張っているかたたちを、
3人ピックアップしてみたいと思います。
1.中村拓志(nakamura hiroshi)
http://www.nakam.info/jp/hiroshi.html
まず一人目は、
中村拓志 / NAP建築設計事務所
1974年東京生まれ・隈研吾建築都市設計事務所入所。
新建築賞、日本建築家協会賞、
日本建築家協会環境建築賞 最優秀賞etc
Dancing trees, Singing birds
https://shinkenchiku.online/shop/japan-architect/ja-114/
彼といえば、この作品を思い浮かべるかたも多いかと思われます。
人と自然の対話を感じる作品でもあり、本質ともいえます。
「人と自然」「寄り添い」「コミュケーション」
自然というものへのリスペクトが彼の本質かと思います。
そして、建築としての本質を表現しているかのような気さえします。
建築家がデザインするのではなく、自然がデザインする。
そんな彼がつくる場所だからこそ、そこに人が集まってき、コミュニケーションが自然と促されるような仕掛けになっている。
建築家がどうかとでてくるのではなく、
自然と寄り添うような、そんな優しい建築を目指すからこそ、
日本の建築界を牽引している存在のように感じます。
2.谷尻誠(tanijiri makoto)
https://twitter.com/tanijirimakoto
そして、
谷尻誠 / 建築設計事務所Suppose design office
1974年。広島県生まれ。
2000年 建築設計事務所Suppose design office設立
彼の特徴の一つといえるのが、
一つの建築に対しての「フラットさ」かと思います。
良い意味で色がない。
建物を設計する前に、考え方を設計する。
この考え方がその本質のように思えます。
本来、建築も設計する際に建築家ししての色がでてくることは、
ごく自然で当たり前のように思えますが、
彼はそこにはこだわっていないということ。
建築の本質、性質をしっかり考える建築家の一人かと思います。
本当にすごいところは、
建築家がやるべき仕事でない部分まで行うことにある。
例えば、本棚を設計し、そこにはどんな本を置くか、
そこに置く本によって、コミュニケーションがどうつくられているかも、
デザインするという。
建築に対して、フラットにみるということが、
設計をしている人にはわかると思うが、これは本当に難しいことでもある。
ものをつくらないものも設計という彼の言葉通り、飾らない姿がとても素敵。
立ち上げ当初、焼き鳥屋でバイトもしていたこともあるそうですw(笑)
https://webdesignmagazine.net/makoto-tanijiri/
さてはて、
いま注目の日本の建築家をご紹介しましたが、
全てにおいて同時に建築家としてのあり方も問われている時代でもあります。
日本の建築は世界にも注目されており、
私たち世代の若手建築家がどう世の中と接点をもつかが大事になってきています。
隈研吾先生や、安藤忠男先生など、世界でも活躍していている建築家が多くなく、
今回は日本の若手建築家に焦点を当ててみました。
ぜひ、彼ら、いや私含め、若手建築家の活躍に注目です。
以上